仮性包茎がなりやすい亀頭包皮炎とは

亀頭包皮炎の症状には痒みや痛みなどがある

男性が陰茎に痒みや痛みなどの不快感を感じている場合、それは亀頭包皮炎の症状かもしれません。
亀頭包皮炎は、細菌や真菌が亀頭や包皮に感染することで起こる病気で、仮性包茎の人がよくかかることがわかっています。
性行為をした時に亀頭や包皮に小さな傷ができることがありますが、そのような傷口から大腸菌やB群溶血性連鎖球菌などの細菌、またはカンジダなどの真菌が侵入して感染することにより、患部が赤くなったり腫れたりするのが亀頭包皮炎の特徴です。
この病気になると、陰茎が赤くなったり痒くなったりして落ち着かない状態になります。
ひどい場合は陰茎が痛かったり膿が出ることもありますし、皮膚が裂けることもあるので、おかしいなと思った時には早めに泌尿器科や皮膚科などで診察を受けるのがおすすめです。
陰部を医師に見せるのは恥ずかしいと思う人もいるでしょうが、放置していると悪化することもあるため、早めに受診するのが良いでしょう。
なお、亀頭包皮炎を治療する方法は、検査をした後に感染している菌の種類に合わせた塗り薬を使う他、飲み薬を併用することもあります。

亀頭包皮炎になりやすい人は仮性包茎が原因かもしれない

亀頭包皮炎になる原因は、亀頭などに付いた傷から細菌または真菌が感染することです。
それに加えて、陰茎が不潔な状態にある人は亀頭包皮炎になりやすいということがわかっています。
そのため、仮性包茎の人は亀頭包皮炎にならないように特に注意する必要があります。
何故なら、仮性包茎だと包皮と亀頭の間がジメジメした空間になりやすく、雑菌が繁殖しやすい状態になっていることが多いからです。
亀頭包皮炎にかかると、陰部の痒みや痛みが気になって仕事などに集中できなくなることが多いです。
薬を使えば1カ月以内に治ることがほとんどですが、陰茎の痒みやただれなどを耐えるのは短い期間でもつらいと考えられます。
そこで、亀頭包皮炎になりたくない人は亀頭や包皮をよく洗って清潔な状態に保つことでこの病気の予防に努めると良いでしょう。
しかし、仮性包茎の場合は亀頭と包皮の間が洗いにくいという問題を抱えていることが多いため、気を付けていても不潔な状態になってしまうことがあるかもしれません。
このような状態を改善したいなら、仮性包茎自体をクリニックで治療することを考えるのがおすすめです。

まとめ

仮性包茎の人がかかりやすい病気の一つに、亀頭や包皮が細菌などに感染することで発症する亀頭包皮炎があり、陰部が赤くなったり腫れる症状が出て痒みや痛みに悩まされることがわかっています。
この病気は、亀頭や包皮を清潔に保つことで予防効果が期待できます。
しかし、仮性包茎だといつも陰茎を清潔にしておくことが難しい場合が多いため、亀頭包皮炎にかかることを避けたい人が根本的な改善を目指すなら、包茎治療ができるクリニックで相談して仮性包茎を治すのが良いでしょう。