仮性包茎はかゆみを引き起こしやすい
なぜ仮性包茎になるとかゆみが発生しやすいのか
陰茎がかゆいときは、どこからかゆみが発生しているか調べてみましょう。
外側であれば皮膚の乾燥や炎症が原因であることが多いです。
一方で内側からかゆみが生じているなら、包茎が原因だと考えられます。
真性包茎だと亀頭を洗うことが困難なので、非常にかゆみが発生しやすいです。
仮性包茎の場合は症状の度合いにより違いますが、いずれにしても正常な陰茎と比べてむくのが難しいでしょう。
難なくむくことができる状態であっても、むいたあとはすぐに包皮を被ってしまう人が多いはずです。
長時間にわたって包皮を被っていれば、蒸れてしまうのは必然です。
空気が当たらない状態は雑菌の増殖を促し、かゆみ・臭いの原因になります。
特に入浴時に包皮をむいて亀頭を洗浄する習慣のない人は、仮性包茎が原因のかゆみが発生しやすいです。
自力でむけるレベルの仮性包茎であれば、入浴のたびに包皮をむいて亀頭を洗浄しましょう。
常に綺麗にしておくことが亀頭包皮炎の予防にもつながります。
自身の仮性包茎の症状を見極める
仮性包茎は手術する必要がないと言われていますが、これは症状により見解が変わります。
仮性包茎は症状が幅広く、正常な陰茎に近い症状もあれば、真性包茎やカントン包茎に近い状態もあるのです。
前者であれば日常生活における不都合はほとんどなく、パートナーに不快感を与えることもないでしょう。
一方で後者は包皮が常に被っている状態のため、恥垢が発生しやすくなります。
恥垢はかゆみや炎症の原因となり、重症化すると亀頭包皮炎を発症させます。
仮性包茎の手術が必要かどうか見極めるためには、自身が不便に感じていないか、パートナーが敬遠していないか、などがポイントです。
自分でむくことが極めて難しく、無理をすると裏筋を切ってしまう状態であれば、速やかに包茎手術を受けたいです。
また自身で臭いを感じている場合、パートナーはそれ以上に臭いを強く感じています。
仮性包茎をそのままにしておくと、パートナーの性感染症の発症率を上げることにもなるため、パートナーがいる男性は特に手術の必要性が高いでしょう。
まとめ
陰茎の内側にかゆみを覚えるならば、恥垢が溜まっている可能性があります。
恥垢は雑菌の温床であり、非常に不衛生な状態になっています。
恥垢はかゆみ・臭いの原因となりますし、亀頭包皮炎の引き金にもなるのです。
ごく軽度の仮性包茎であれば手術は不要かもしれませんが、自身とパートナーの性生活に支障を及ぼすようであれば、早めに包茎手術を受けてください。
包皮が普通にむけるようになれば、入浴時に洗浄するときも楽になります。